第一生命グループのビジョンを
DXの視点で最適化

アーキテクチャデザイン室
2001年度入社

アーキテクチャデザイン室の3つのタスク

2024年4月、以前の所属部署であるシステム統括部での担当業務を一部引き継ぐ形でアーキテクチャデザイン室に異動し、同時に部長職に昇格しました。

アーキテクチャデザイン室には、大別して3つのタスクがあります。まず「第一生命をはじめとするさまざまな案件の上流での検討支援」、続いて「第一生命におけるクラウドの活用推進」「企業の業務と情報システムを将来像に向けて最適化するEA(エンタープライズアーキテクチャ)の推進」となります。

EAについては、第一生命と第一生命ホールディングスから業務を受託しています。個別システムの最適化ではなく、「第一生命や第一生命グループ全体のビジネスの将来像をITと結び付け、最適化させる」ことが、アーキテクチャデザイン室のミッションと言えます。

入社から約20年間、オープン系システムの保守運用や開発に携わってきました。2021年にシステム統括部に異動したのですが、それが私にとって人生で初の部署異動でした。長年にわたってシステムの基盤であるインフラ関連の業務に取り組んできた経験は、組織全体の最適化や変革を推進する現在の業務に、さまざまな面で役立っています。

足りない部分を補い合うことの重要性

日々の業務の中心となるのは、同じ部署の仲間やDLTXの他部署の人々、お客さまとの各種ミーティングや相談対応です。部署内では週に2回、2時間ずつ「検討枠」というものを設け、各メンバーが担当する案件や相談を受けた案件の情報共有や議論を実施しています。担当者だけが課題を抱え込まないようにするには、周囲から意見や助言を受けることが大切だと考えています。他のスタッフの意見は案件を進める上で刺激になりますし、自分と異なるものの見方や考え方を知ることもできるはずです。

アーキテクチャデザイン室は主所属7人、兼任者10名程度の小規模な部署ですが、担当分野は幅広いものです。当然、部署内だけでは対応できない業務も少なくありません。DX企画本部全体での勉強会や情報共有などを通じ、横のつながりを重視しながらDLTX内の各部署と協力して、DXの推進に取り組んでいます。

今まで経験のない事を学んでいく事が、DX案件では必要不可欠になります。社員同士が足りない部分を補い合って、組織として仕事を進めることが重要です。

周囲の理解と協力によって、ワークライフバランスを実現

採用の面接官をすることがあるのですが、女子学生の方々から結婚や出産、育児をサポートする制度についてよく質問を受けます。私自身も現在育児中ですが、実際に出産や育児を経験すると、無理なくワークライフバランスを取ることの重要性を再認識させられます。

DLTXには、仕事と育児の両立を支援する各種制度と、活用しやすい社内の雰囲気があります。周囲の人々がワークライフバランスについて理解してくれる職場であることが、仕事と育児を両立する上で最も重要な点ではないでしょうか。リモートワークの普及によって在宅勤務ができるようになったことも、育児中の社員にとっては大きなメリットになっています。

「自分にフィットする企業で長く働き、スキルを習得し続けていきたい」というのが、学生時代に私が抱いていた社会人としてのビジョンでした。就職活動を経て、個々の社員のスキル向上を重視するDLTXは、自分にフィットする会社だと感じたのが入社の理由でした。3年前に担当業務が変わり、新しく学ぶことが急激に増えることになりましたが、その際も、「まだまだ私には伸びしろがある、もっと成長できる」と実感しました。DLTXは、学生時代に私が期待した通りの企業だったと思っています。