データを活用し
第一生命グループのDX推進に貢献

データ戦略室
2023年度入社

第一生命と共同でデータ分析関連のプロジェクトを遂行

私が所属するデータ戦略室のミッションは、データ活用によって第一生命をはじめとした第一生命グループのDX推進に貢献し、ビジネスの効果に結び付けることです。第一生命のデータアナリティクス課と共同で、AIやBIといった手段を用いて経営課題から個別のビジネス課題まで大小さまざまなプロジェクトを実施しています。

今担当しているプロジェクトのテーマは、「生命保険のマーケティングに関わるデータ分析」です。「どの層の人に、どのような保険のニーズがあるのか」を社内外のデータを活用しながら多角的に分析し、マーケティング戦略立案や保険商品開発に活用していただいています。

データアナリティクス分野のプロジェクトでは、まずビジネス側の現状とニーズをしっかり理解したうえで分析要件を明確にします。そこから分析課題に落とし込み、仮説策定や実データ確認、データの抽出・加工、データ分析、評価・検証、と進めていきます。最終的にそれを事業部門の方に向けて説明し、仮説の検証結果などをビジネスに適用していただくまでが一連の流れとなります。

例えば、一人暮らしの若年層を対象にしたデータ分析を行う場合、「一人暮らし」「若年層」という属性を持つ人がそもそも日本に何人いるのかを、政府の総務省統計局のデータで確認しなければなりません。人口に関する基本データと社内外の最新データを分析し、第一生命がアプローチにすべき人々の総数や属性などを明らかにしていきます。「年齢層」「家族構成」は、各保険商品の想定する顧客層を分析する際に軸となる指標です。単身者なのかご夫婦なのか、お子さまの有無などによって、保険商品のニーズが大きく異なるからです。

データ分析をビジネス効果を出せるものにするためには、もちろんデータサイエンスのスキルはあった方が良いですが、ドメイン知識を持って事業部門の求めることを理解できることや、コミュニケーションを取って寄り添いながら進めていくことが重要だと考えています。

データサイエンスに精通したエキスパートとして成長したい

以前の勤務先でもデータ分析を担当していましたが、並行してAIのスコアリングモデルの活用といったデータ活用関連のプロジェクトにも携わってきました。データ分析やデータ活用に関する業務を経験するうちに「データサイエンス」への興味が高まり、「この分野を極めたい」と思うようになったことが、転職を考えた理由です。

転職先に求めた条件は、「データ分析を行う機会が前職よりも豊富であること」「質問や相談ができるデータサイエンスに精通した先輩社員がいる職場であること」の2点でした。この条件に合った企業であれば、周囲から刺激を受けながら成長できるはずと考え、転職先を絞り込んでいきました。

転職活動中に感じたDLTXの魅力は、まず担当先の大多数が第一生命と第一生命グループの企業なので、腰を据えてドメイン知識を蓄積したり人脈を作ることが、先々のプロジェクトに活かせることでした。また、第一生命グループが有する膨大なデータを分析に利用できることや、さまざまな分析ニーズが存在することにも大きな魅力を感じました。採用面接でお話させてもらった担当者の印象が非常に良かったことも、入社を決めた理由のひとつです。

組織力やチーム力強化に貢献するために

入社前に期待した通り、DLTXには豊富な知識やスキルを持ったすごい人たちが周囲にたくさんいます。第一生命や第一生命グループにも、「この分野については、この人に聞こう」と思える人たちがいます。データサイエンティストとして成長するためには理想的な環境です。

今後の目標は、データサイエンスやエンジニアリング、ビジネスにおける得意分野を持つことです。例えばデータサイエンスならAI関連の知識やスキルが豊富であったり、ビジネスなら法人営業部門に精通していたりといった強みを獲得したいと考えています。

現在はデータ戦略室の育成担当に任命され、部署内の勉強会運営などを担当しています。その立場もあって、知識・スキル習得の一環として資格の取得には積極的に取り組んでいます。入社してからAI関連の資格である「G検定」や、数理・データサイエンス・AIに関する知識とスキルを証明する「データサイエンティスト検定」などの資格を取得しました。DLTXには資格取得をサポートする制度が用意されているので、今後もより高度な資格に挑戦していきたいと思っています。保険に関する知識を評価する「生命保険講座」にも挑戦中です。

データサイエンティストとして成長していきながら、最終的に組織力やチーム力の向上につながる活動を進めていきたいと思っています。